Omaha Beachの初年度産駒であり持ち込み馬。父Omaha Beachが勝ち上がりに時間を要したのは、デビューから芝のレースを使い続けたことに原因があったようです。「ウォーフロントの仔だから芝の方が合うと思った」とマンデラ調教師は語ったように、血統的には芝向きの馬でしたが、実際に走らせてみるとダートで9馬身ぶっちぎって勝ち上がりました。2歳時は馬体に実が入り切っておらず、それほどパワーがあるタイプには映らなかったのかもしれません。アーカンソーダービー馬まで登り詰めた頃にはすでにマッチョな馬体で、前躯が盛り上がって力強く、いかにもダート馬らしい姿になっていたから不思議です。Omaha Beachの全盛期の姿を目に焼き付けてから、アヴァマローネの21の立ち写真を見たとき、あまりのギャップに驚きました。マンデラ調教師が芝馬だと間違えた気持ちが良く分かります。手肢がスラリと長く、頭も小さく、首差しは美しく、どこからどう見ても芝向きの中長距離馬のシルエットなのです。今から2年後、この馬がどのような馬体に変化して、芝かダートどちらの舞台で活躍するのか、楽しみで仕方ありません。