今年もケイムホーム産駒が募集されると聞いて、馬体を見てみると、やはり昨年の僕の見立ては間違っていなかったようです。ケイムホーム産駒は首がスッと伸びて抜けが良く、インティやサウンドリアーナらの産駒たちの馬体を見返してみても、それが走るケイムホーム産駒の特徴であることが分かりました。見事な首差しを上手に使って走ることができれば、マイルを超える距離でも活躍するはずです。ズッチーナの21は筋肉量が豊富で、特に前躯の力強さと牝馬らしからぬ腹構えの立派さはパッと目を引きます。首を上手に使って歩けているのは好印象です。後躯にはまだ成長の余地を残していますが、母ズッチーナは未勝利ながらも470キロ台の恵まれた馬体を有していましたので、おそらく同馬もそれぐらいのサイズ感には成長してくるはずです。顔つきからは気性の激しさが伝わってきますから、そのあたりは今後の課題になるでしょう。気性の激しさが、ダート競馬にて砂を被っても怯まない気持ちの強さとして変換されたら、面白い存在になるのではないでしょうか。